2023-07-04 多聞天 毘沙門天と多聞天毘沙門天の前身となったインドの財宝神クベーラは「ヴァイシュラヴァナ」という別名を持っていました。この「ヴァイシュラヴァナ」という名前はサンスクリット語で「よく聞く」という意味にも捉えることができました。そして、この「よく聞く」という意味が中国語で訳されて「多聞天」になりました。これが日本へと伝わり、毘沙門天とともに「多聞天」という名前の由来とされています。 日本では、独尊で祀られる場合には「毘沙門天」と呼ばれ、四天王として祀られる場合には「多聞天」と呼ばれています。