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生物毒


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私たちの身の回りには、いろいろの毒をもつ生物が見られます。生物の持つ毒を天然毒、あるいは自然環境毒と呼びます。植物では、トリカブト、ケシ(モルヒネなどを抽出)、南米のコカの葉(コカインを抽出)、インド大麻マリファナを抽出)などが毒(植物毒)をもつことが知られています。また細菌毒として、ボツリヌス毒はきわめて猛毒であり、炭疸菌はすでに生物兵器として開発され、現実のものとなっています。動物の持つ毒を動物毒(animal toxins)といい、言葉を使い分けることがあります;猛毒のものを毒素(toxin)、飲む毒を毒物(poison)、毒腺で作られる毒を毒液(venom) と言います。

テトロドトキシン (tetrodotoxin, TTX) は化学式C11H17N3O8 で表され、ビブリオ属やシュードモナス属などの一部の細菌によって生産されるアルカロイドである。一般にフグの毒として知られるが、他にアカハライモリ、ツムギハゼ、ヒョウモンダコスベスベマンジュウガニなど幾つかの生物もこの毒をもっている。分子量は319.27。名称はフグ科に由来する。