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お盆


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一般的なお盆のイメージはやはり、「先祖の霊が帰ってくる」というものでしょう。ところが『盂蘭盆経』には、亡き人の幸福のために善いことを行うという追善供養のことは説かれていても、「霊が帰ってくる」というような記述はどこにもありません。実はこの「霊が帰ってくる」という考え方は、『盂蘭盆経』や、その他の仏教の教えに由来するものではなく、日本の民俗信仰に由来するものだといわれています。
盂蘭盆経』には、亡き人の幸福のために善いことを行う追善供養が説かれています。これが『盂蘭盆経』の主題であり、現在の一般的なお盆でもやはりそれが中心的な目的になっています。しかし、このようなお盆の考えは、浄土真宗の教えとは合いません。

  浄土真宗の教えと合わないような考え方であっても、お浄土を思い、阿弥陀さまの教えを通して受けとめることによって、お浄土の懐かしい方々をしのびつつ阿弥陀さまのお救いを聞きよろこぶ大切なご縁となっていきます。これが、浄土真宗のお盆の要でありましょう。